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親が子の人生を殺すとき・・・

親が子の人生を殺すとき・・・




こんにちは!塾長の石割です。



いきなり過激なタイトルで始まる今日のブログですが、

ことの発端はとある場所で耳にした会話・・・


「なんかね~、うちの子も高校どうしようかと思って」

「(浜松)北、西、南とか?今の部活続けるなら浜商とかもあるけど」

「(浜)北西、浜名、それか湖南あたりもいいと思うけどね~」

「(浜松)東でもいいけど、自転車で通うってなると場所がね~」

(中略)

「でもとりあえず、お弁当作るのも面倒だし、給食あるとこがいいけど、浜工とか」

「うちの子、大学行きたいとか言ってるんだけど、その学力で?って話」

「ていうか大学行くなんて言うけど、遊ぶための金なんか払わないからねって言ってやったw」

「地元の高校からいい企業入ったほうがよくない?変な大学行って小さい会社入るくらいならw」



はぁ~、だから浜松なんて田舎なんだよね(呆れ)



一番癪に障るのが、「大学なんて遊びに行くところ」だと思われているところですよ。

それっていつの時代の話ですか?


今は大学は出席日数の厳密な管理やテストが敷かれているので、

下手にサボれば留年につながりますし、ゼミ・研究室選びで入りたい研究室を選べなくなります。

大学生もバカじゃないので、GPA(成績を見るための指標のようなもの)を高い水準で維持しないと、

就職活動に差し障ることくらいわかっているのでしっかり勉強しています。

特に理系の場合、研究内容に関する質問は企業も入念に聞いてきますし、

大学としても大手企業とのパイプがあるため、大学が設けている推薦枠は成績のいい生徒を優先したがることもあります。

いまどき大学に入ったから勝ち組という時代は終わっていて、

それよりも入る大学のレベルを上げるとか、

高いレベルの大学でなくても、大学内での活動やインターンシップへの参加、部活動などの実績などを求めて

日々努力している若者はたくさんいます。

インターンシップの重要度は特に高く、下手すると大学1年からもう探し始める学生もいるほどです。

この傾向は大手メーカーと理系学部のように就職しやすい関係をもたない文系の学生ほど多くなってきます。

ですから、文理問わず「遊んでばかりの大学生」というのはもうとっくの昔から通用しません


まあここだけ切り取っても、つい最近まで大学・大学院に通っていた私から言わせてもらうと、

今の大学生と、40代~50代の人の大学生時代と一緒にすんなよって話ですよ(怒)。



先ほどの内容、全体を通してみると、

そもそも高校の選択肢も偏差値や学校の特色がてんでバラバラでまったく進路希望に軸がないですし、

給食の有無でいきなり実業高校を選択肢に混ぜてくるのも意味不明です。

この時点でも、進路のことや受験のことに詳しくないんだろうなって思いますが・・・


こういう古臭い考えでもやってこれちゃったりするのも悪くはないと思うんですけど、

そういうのが蔓延しすぎているのがもう田舎じゃないの?って感じで、

とにかく情報の無さがヤバいなと感じるんです。


この話で一番イラっとくるのが、

親が考えることを放棄したり、面倒くさがって一方的に意見を押し付けて終わりにしたりっていう態度なんですよ。

「お昼ご飯もたせるのが大変だからって実業高校にしてほしい」

とか、そんな理由で子供の人生狭めてんじゃねぇよって話です。

それに、大学に行かずに働けだの、行くならここの高校・大学にしろだの、

子供ときちんと対話するわけでもなく、今の社会がどうなっているのか調べるわけでもなく、

自分の価値観とか経験だけで勝手に意見を押し付けるべきではありません。

子供は親が学費を払う以上、行きたくても親がOKしてくれないとその進路は選べないわけですから、

そういう立場を利用して子供に自分の価値観を押し付ける態度は本当によくないです。


ちなみに、塾ではこういう家庭が一番指導に困りますし、子供たちが振り回されてしまうので、

教えていてやりにくいなと感じることは多々あります。

志望校が二転三転して、ああしてくれこうしてくれと要求がコロコロ変わる家庭は、

最終的に親が一方的に進路を決めようとしてくるので、結局そこでその子の人生の選択は狭まります。

そうじゃなくて、親は子供がいる時点で、子供のためにすべての人生をささげるくらいでないといけないということです。

親自身の人生の目的は、「子供」だけなんです。

「面倒くさいから親の言うことに従っとけ」は、少なくとも進路選択の瞬間だけは完全に封じなければいけません。



子供を育てていこうと思ったら、やはり情報が重要なのは間違いないと思います。

中学生なら、高校のこと、大学進学のこと、就職のこと・・・

早いと感じるかもしれませんが、細かく教える必要はないと思います。

ただ、たった10年、20年前と比べても、社会が求める人物像や能力は変わりましたし、

テクノロジーの進歩で社会の様子が変わってきています。

そういう中で、自分の生きてきた価値観や旧時代的な感覚で教育を進めていくことは難しいと思います。

今、どういう選択肢が広がっていて、その先どのように進んでいくことができるのか、

中学生なりにきちんと知っておくことは大事だと思いますし、

それを教えることができる大人が教育していかないといけません。


ですから、本当に親として子供に対して幸せに生きていってほしいと思うのであれば、

子供よりも先に自分たちの価値観を変えていく必要があります。

大人も常に学び続けなければいけないということです。

それを親が放棄した時点で子育ては終わりです。

そういう親の態度を子供たちは見て育つので、後から「勉強しなさい」と言っても子供は従いませんよ。

「そんなこと言うけど、お父さん・お母さんはどうなの?」

って言われて終わりです。

子供は親の写し鏡とはよく言ったものですね・・・


要するに、親の覚悟も問われているということなんですが、

そうは言っても、現実にはなかなか難しいことも多いと思います。

教育が大事というのは誰でもわかっていることですが、うまく実践できなくて悩むことも多いと思います。

少なくとも、勉強や受験の面で、学習塾にできることをこれからもやっていきますので、

困ったときはぜひお気軽にご相談ください!



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