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りんごが梨になると・・・

りんごが梨になると・・・





こんにちは!塾長の石割です。



保護者の皆様なら、誰しも自分の子供に対して、

「もっと勉強ができるようになってほしい」

「いい高校、いい大学へ進んでほしい」

と思うかもしれません。


それがいいか悪いかは人それぞれの価値観によるので、

ここではそういう話ではなく、

現実的にはどうしたら勉強ができるようになるかという話をしたいと思います。



入塾してくる生徒でよく多いのが、

「数学で文章題や応用問題が苦手」

という話。


以前から言うように、「そもそもキミが思っているよりもずっと基礎ができてないでしょ」という話なのですが、

それ以外に気になるのが「問題文の意味が分かりません」という言葉。


読んでないか、もしくは読んでも理解できていないのか。

私はとりあえず、「日本語で書いてあるけど、意味わからない?」と意地悪に聞いてもう一度ちゃんと読ませますが(笑)


その上でもなお分からないとなれば、本当に読解できていないことになります。

特に入試では、関数と図形連立方程式の文章題で、問題文が長くなり、読めなくなる生徒が増えますね。

「何を求めないといけないのか」「何が分かっているのか」を文章から読み取ることが解くための第一歩なのですが、

まずは読むだけでわかるはずのその作業が、自分で正しくできない生徒が多かったりします。


で、よく言われる「国語力」が必要になる、ということなのですが、

数学の問題でつまずくというのは、もはや国語力の問題というよりも、

「言葉をいかに知っているか」「言葉から情景や状況を想像できるか」という力

つまり、語彙力や日常レベルの初歩的なコミュニケーション力、想像力の問題のような気もします。



プレジデント・オンラインの『小5なのに…算数「リンゴやミカンの文章題は解けるが、ナシとイチゴに変わったら解けない」理由』という記事に、

かなり興味深い内容が書かれていました。


小学校高学年の生徒の中でも、同じ文章題を与えても「リンゴとミカン」が「ナシとイチゴ」になると急に解けない生徒がいると。

果物が置き換わっただけで、数量や求められているものがちゃんと把握できていれば、

同じように式を立てて解くだけなのですが、なぜか混乱してしまう生徒がいるのだそう。


また、「足す」が「合わせる」「合計で」などと言葉を置き換えたとたんに分からなくなったり、

「引く」が「失くす」「逃げる」「あげる」「配る」など、問題に合わせて日本語が変わるとやはり同様に分からなくなってしまうことも。



私もよくそういう生徒を見ることが多いので共感できるのですが、

恐らく、私が思うに、文を読んでも状況が想像できないのかなと思います。

もしくは、「合計」という言葉を知らないとか、「合わせて」という表現が足し算を意味することを知らないなど、

小5・6くらいに上がるまでに一般的な言葉や言葉の使い方を知らなさすぎるのも原因かなと思います。


言葉を知らないのに文が読めるわけないんですよね。内容も理解できないでしょう。

それだと数学どころか、理科や社会、そして国語や英語に至っては数学以上に苦しいと感じるはずです。


数学では国語力が必要、などと言われますが、私から言わせてもらえば、

数学の文章問題でつまずくような国語力では普段からまともに会話なんかできないと思いますよ。

逆に言えば、数学で求められる国語力なんて、大した能力ではありません。国語力と呼ぶのもおかしいくらいです。

ですから数学のために国語力を鍛えるのは馬鹿らしいですし、

それならむしろ科目としての「国語」のために勉強する時間を取るべきです。



では、それを踏まえて、小中学生の保護者の皆様は何をすべきなのか。

あるいは、まだ小さいわが子に将来勉強ができるようになってほしいなら、どう育てるべきなのか。


先ほどの記事では、「普段の会話から基本的な身の回りのものやこと、言葉を口に出して教えること」だといいます。

英語にしても日本語にしても、普段からのトレーニングが重要と言うことですね。

言葉を教えてくれる、言葉の使い方を口に出して会話の中で示してくれる、そういう環境が大事です。


そして、子供と一番頻繁に会話することになる「言葉をたくさん知っている大人」が「親」です。

子供が小さいころから、親が多様な言葉を使って話しかけてきたかどうかが、小中学生になってからの学力に

大きく影響してくると思いますよ。


個人的には、ニュースを見て一般的な会話・文章に登場する言葉を常に聞いて知っておくことや、

文章を読んでいろいろな表現や言葉を知ることもいいかなと思います。

普通の本がきつければ私はマンガや雑誌なんかでも全然いいと思います!


机に向かってする勉強ももちろん重要ですが、それができるためにはたくさん言葉に触れて、たくさん考える経験が必要です。

学校や塾だけでなく、親ができることも実は身近にもっとたくさんあるということを意識してもらうといいかもしれませんね!


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